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数字で見る!夫婦に聞いた「洗濯」についての本音とは?

世間では、共働き世帯が増え、『家事分担』『家事シェア』という言葉が浸透しています。大和ハウス工業では、家事を家族全員で『シェア』し、家事負担を軽減する工夫が盛り込まれた“家事シェアハウス(戸建住宅)”の販売を今年1月から開始。また、昨年秋に放送し大ヒットだったドラマ“逃げるは恥だが役に立つ”では『家事分担』が上手くいかず揉めるシーンが描かれ「あぁ、我が家も同じような理由で夫婦喧嘩をしたことがある。」と『家事分担』の“もやもや”する部分に共感を覚えた方もいるのではないでしょうか。皆さんのご家庭では『家事分担』をどのように決めているでしょうか。
今回のミセナカ ジャーナルでは、家事の中でも比較的誰もが経験のある「洗濯」における、気になる数字を紹介します。
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7割が「毎日」洗濯をしている。男女で『作業分担』における認識の差も…!?
20~40代の既婚で子供がいる世帯では7割が洗濯を「毎日」しているという結果となりました。次いで、「週5~6日」が9.7%、「週3~4日」が11.2%で、週3日以上洗濯している方が9割を占めます。また、「家では洗濯しない(コインランドリーの使用含む)」という方も若干いるようです。
そこで、「家で洗濯をする」と答えた方の、『作業分担』について考察。以下の作業を“どの程度自分が行っているか”を尋ねると、どの作業も女性の9割は「主に自分がする」と回答しており、女性がメインで行っている家事であることが分かります。それでは、どの作業も男性は「しない」が圧倒的に多いのかというと、決してそうではありません。「分担している・時々する」と答える方が4~5割強を占めており、「しない」は3~4割程度にとどまっています。「主にする」「時々する」といった頻度について、男性と女性で微妙な認識の差がある様子が見えてきます。「自分はここまで分担しているのに」「相手は全然手伝ってくれない」と自己主張が強くなってはトラブルのもと。日々の生活で忘れがちですが、時には相手に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることでスムーズな『家事分担』が出来るかもしれません。
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だんだん手間が増えていく、洗濯作業の後半戦は“嫌い”と答える人が増加
全自動式洗濯機が主流となり、以前よりも手間がかからなくなった「洗う」作業は、“好き”と答える人が5割を占めました。次いで「干す」、「取り込む」という作業についても「洗う」と比較すると割合は下がるが、“好き”が“嫌い”を上回っている。反対に、“嫌い”と答えた人が多いのは「たたむ」、「しまう」の作業。また男女別に見ると、女性は「洗う」に関して7割が“好き”と回答しているが、作業後半になるにつれてその割合が下がる傾向にあり、男性よりも顕著でした。(図2)
また、なぜ“好き”でなくなっていくのか尋ねたところ、男女の意見に微妙な差が出ました。男性は比較的、「たたむ」作業は“嫌い”とは感じていませんが、作業自体が難しく、“苦手”だったり、自分で「しまう」場所を把握していないことが多いため、億劫に感じているようです。一方、女性の場合、「洗濯」という家事自体に“綺麗になっていくことで、気持ちもすっきりする”という感覚が先行していることが分かります。したがって「たたむ」、「しまう」という作業は、だんだん家の中の荷物が増え、ストレスに感じているようです。
「たたむ」「しまう」に関する男女別の意見
【男性】
・「たたむ」のが下手なので嫌い。(30代/男性)
・Yシャツやブラウス等を上手に効率よく「たたむ」方法を教えてもらいたい。(40代/男性)
・薄い生地の衣類を「たたむ」時に若干いらいらすることがある。(40代/男性)
・何をどこに「しまえ」ば良いのかわからない。(30代/男性)
・子供の洋服のしまう場所が一定でなく、よくわからないときがある。(40代/男性)
【女性】
・「たたむ」のが一番億劫。取り込んでからしばらく放置してしまう。(30代/女性)
・子供ができてから洗濯物が急に多くなり、「たたんでしまう」のが大変になった。(40代/女性)
・「洗う」、「干す」までは綺麗になって、汚れ物がカゴからなくなっていくので気持ちがいいが、「たたむ」のが“面倒で終わりのない作業”だなといつも思う。(40代/女性)
・「洗う」「干す」は、好きなのですが、「たたんでしまう」作業が一番面倒くさいと感じている。引き出しの中に収納しきれないことがあり、はみ出てしまう点が不満に思う。(40代/女性)
・たたんだ洗濯物を家族ごとに分けたり、しまったりするのが面倒。クローゼットやタンスや衣装ケースがパンパンなのでしまうのが億劫なのだと思う。(40代/女性)
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まとめ
今回は「洗濯」について考察しました。共働き世帯であるかどうかに関わらず、『家事分担』『家事シェア』は、今までもこれからも、答えの出ない永遠のテーマであるようにも感じます。現代は、男女関わらず、仕事・家事・育児とすべきことがたくさんあります。夫婦がお互いに気持ちよく生活するには、常に感謝の気持ちを忘れず、時々相手に言葉で伝えるのが大切です。また、このようなライフスタイルの変化にあわせて、時間や手間を大幅に削減できる「ドラム式洗濯機」や「家事代行サービス」、「宅配ネットクリーニング」など新しく便利な商品やサービスを積極的に試し、日々の互いの生活を見直していくことが大事なのではないでしょうか。
次回は、日々進化しているクリーニング業界で、今注目されている話題のお店に潜入します!
(データの引用元について)
株式会社アスマーク
「洗濯に関するアンケート調査」■調査対象/20~40代の既婚で子供がいる男女600名(1都3県)■実査期間/2016年6月 ■調査方法/インターネット調査 詳細はこちら
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